2019年6月23日 Most Clever Jimnist Cup 2019 第2戦 レポート
新しいコースになって3回目の競技会です。
ここの土質は赤土で、乾くとガチガチに固まりますが雨が降ると全くグリップ出来なく
ヌルヌル、ツルツル状態・・・当日は晴れて欲しい・・・。
この時期の天気予報は毎日変わるので難しい。そしてある意味セットする側と選手との戦いでもある。
一か八かのポールセットをするのは簡単だが、絶対に出れるコース、しかも通れるラインが何本かあるコース作りを心がけている。
先ずはコースの水を抜く作業からだ。早めに水を抜いて少しでも乾きを早めたい。
右ターンからのキャンバーなので、車体は大きく右に傾く。傾いている側にハンドルをきり車体が倒れないようにしたいのだが、 その後すぐに左ターンの上りがあるので右にハンドルを大きくあてれない。
コースの下見を完璧に行い、ライン取りを頭に入れておき先行動作を行わないと、テープタッチとなる。
上り切った後は下り、下りきった一番深いところにポールを1本打ち込んでいる。
すり鉢状の一番深いところのポールを避けたいので、ハンドルを右に切りキャンバーを走らせる。
これは選手全員がわかっていたと思うが、何人も底のポールに引き付けられる。
この路面でハンドルを切り、ブレーキを完全に踏んでタイヤをロック状態にすれば、車体は低いところに向かって滑り落ちて行く。
行きたい方向にハンドルをきり、タイヤをロックさせない程度にブレーキで調整しながら下れば低いところに滑り落ちずにすむ。
これはタイヤのグリップと摩擦抵抗による話になるのでここでは触れません。
やはりポイントはすり鉢状の箇所で今度は上りになります。
出走順で路面状況が変わるので難しいですね。
すり鉢状なので低い場所に滑り落ちる事も考えながら高い場所を走らせ、ノーズは出口に向けてと言う感じです。
しかし、スタート直後のテープに関しては難なく皆さん軽くパスしてましたね・・・
普通に右赤テープ寄りに走って頂ければ簡単にゴール出来ます。
右赤テープ寄りを走らせる為には手前でバック1回は必要ですがね。
バック1点もらうか、プールにチャレンジするか！見ごたえありました。
トライアル第4セクションは、3セクの逆走です。
ここのポイントは出口前のアプローチです。
ここでは確実にバック1点頂くようにセットしました。
自分も予定外の出来事でした（笑）
タイヤの空気圧をかなり落として出てきた選手は見事でした！
チャンプ嶋貫選手も残念ながらテープタッチしましたが、絶妙なライン取りは流石としか言いようがないです。
【ビギナークラス トライアル】
今回ビギナークラスは、「トライアル」と言うよりも「クロスカントリー」でした。
【ダート走行】
今回の路面では必要以上にアクセルを煽ってもダメですし、弱めてもダメ。雪道走行と同じ感じでした。
雨よりも晴れていた方が楽しいですよね。
でも、雨が降ってヌルヌル・ツルツルの路面を走らせるのも楽しいですよ！
ヌルヌル路面でスタックが多く、競技時間も押してしまいましたが、今回は走りごたえのある一日だったと思います。
次回MCJ第三戦は8月25日です。
MCJは、トライアルとダートを合わせてポイント制にした総合競技会です。
他では行われていない競技会ですので、まだ参加したことが無い方は、是非参加してみてはいかがでしょうか。
エキスパートクラスは、ロールバーと4点式シートベルトが「義務」ですが、ビギナークラスは「推奨」となっております。
しかし、より楽しい競技をする上でロールバーと4点式シートベルトを取り付けて、エキスパートクラスにエントリーして下さい！
リザルト
シリーズ戦リザルト
