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イベントレポート


2018年8月19日

Most Clever Jimnist Cup 2018 第3戦 レポート

MCJcup第3戦!

8月19日、MCJCUPの第3戦がAREADにて開催されました!

前回第2戦では、乾ききった土が崩れたり、ダートでは舞い上がって前が見えなくなるような状態だったが、朝の時点ではそのような様子は見られず、心配はなさそうだった。

今回はエキスパート14名、ビギナー2名の参加となった。

コースも確認して万全の体制で挑む。

開会式、K-PRODUCTS代表、並びに競技委員長である小野勝重氏より大会説明。

今回は5年目にして初めて出走順を当日のくじ引きで決めることに。
引くまで出走順がわからないドキドキ感…。



実はこの第3戦で、5年間オフロードレースをしてきたAREA-Dでの開催が最後。
そのため最後はいつもよりセクション数が多く設定されることに。

◆トライアルセクション

今回はスタートとフィニッシュが反転する形式になっており、トライアルセクションはエキスパート6セクション、ビギナー5セクション。
今回のセクションは前日の雨で一部地面が崩れやすく、滑りやすい部分が見られた。また、モーグルにコーナーが設置されている個所も。ただ、全体的にはシンプルなコースで、DNFを除けば減点の振れ幅が大きくなく、タイムで差がついた印象だった。



< トライアルセクション:1sec >

1セクは平均1分40秒、2セクは平均1分36秒のコース。
コーナーが二か所に設置されており、中盤はモーグルが続いている。そして1セクでは終盤に、2セクではスタートに深い穴が置かれている。ここは入り方次第で車体が大きく傾きやすく、明暗が分かれた選手もいた。
また、後続選手になるにつれてモーグルが荒れ、タイヤが空回りする選手も。土の崩れ方を見てコース取りを考えるのも大切だ。
第2セクションはポール・テープタッチが頻発し、クリア人数3人とDNFの選手が最も多いコースとなった。

▼1セクでは難なく通れた個所も、逆からスタートした2セクでは荒れて上りにくくなった。



▼第一走者の木間選手が2セクスタート直後に横転!
これにより多くの選手がスタート時に慎重な動きを見せた。

▼1セクは矢嶋選手が、2セクは豊田選手が減点を抑えて1位フィニッシュ!


▼1セク、2セク共に、ゴールドゼッケン3名がDNF!波乱の幕開けとなるか…?


ビギナークラスもスタートとフィニッシュをセクションごとに入れ替えるコースに。
エキスパートでは1セクのフィニッシュ手前、2セクではスタート部分が狭まっていたが、ビギナーは正面のポールやテープが外され、比較的通りやすくなった。また、折り返し地点のポールが外されたことでコーナーも広くなり、走りやすいコースに。
ただし、モーグルの凹凸が激しく、走るルートによっては二点接地になってしまったり、車体が傾くような個所もあるので注意が必要だ。



▼内田選手は1セク2セク共ににDNF。
モーグルの罠にかかってしまった。

▼鈴木選手も同じく1セク2セク共にDNF。
途中まで順調に進んでいた分、悔しい結果に。


<トライアルセクション:エキスパート3・4sec/ビギナー3・4sec>

続く第3・第4セクションはヒルやキャンパー、モーグルが設置されたコースで、3セク平均1分27秒、4セク平均38秒のクリアタイム。
多くの選手を苦しめたのは、第3セクションヒルダウン直後のコーナーからキャンパーへ向かうところにある段差だ。滑りやすい土によって、タイヤが斜めに入ってしまうとそのまま横へ流れてしまう。コースの幅も狭いため、バックして垂直に入るのは難しい。タイヤを土が削れていない場所にうまく乗せて、滑らないようにするのがポイント。土が崩れきっていた後半の選手は、内側ポールぎりぎりを通る事でうまく超えていた。

▼何度もタイヤで削られた段差。
後半の選手はまだ草が残る地面にタイヤをひっかけて進んでいった。


▼第4セクションでは難所という部分はなかったが、勢い待ってのポールタッチや、窓の締め忘れ等でのDNFがあった。

▼3セク1位は減点を1点に抑えタイムも唯一の40秒代でクリアした豊田選手。
そして4セクはタイムで差をつけた嶋貫選手が1位に。


エキスパートクラスと比較してキャンパー部分が下に広くなったため走りやすくはなった。ただし、エキスパートクラスの難所だった段差はそのままだ。

▼内田選手は3セクの段差に苦戦!脱出できたものの勢いでポールタッチに…。
4セクはコーナーで二点接地になるも無事フィニッシュ。

▼鈴木選手は3セク段差で何度か態勢を立て直して通過!
しかし、4セクではフィニッシュ目前で惜しくもポールタッチに。


<トライアルセクション:エキスパート5・6sec/ビギナー5セク>

石の多い斜面に設置されており、5セク平均1分02秒、6セク平均47秒のコース。

元から石が多いコースのため、前日の雨の影響もあって崩れやすくなっている。コーナーは角度が急で凹凸が激しいが、一度バックを入れて進むことで苦戦を強いられることはなくなる。5セク最後のヒルクライムに向かっては大きな石に乗り上げないように、かつ崩れやすいところに注意して進むのがベスト。DNFとなった選手はヒルクライム手前の石に流されたり、ポールの位置を把握できずにタッチしてしまっていた。



▼石がゴロゴロとしていて土も崩れやすい。キャンパー手前ではより慎重に進まなければならない。

▼6セクはコースの様子を確認したうえで走ることに。
崩れた場所もあったため、ポールの位置をわずかに変更した。


▼久保田選手が6セクを25秒でフィニッシュ!
多くの選手が減点されている中数少ないオールクリアだった。

▼ゴールドゼッケンは順位が伸びず。
セクション数が多い中DNFも多くなっているが、果たしてダートで巻き返せるか?



ビギナークラス5セクは地面が崩れていたこともあり1セクションのみ。 最後のヒルクライムを上らず、左に出る形でフィニッシュ。1つ目のコーナーでバックをしっかりとれば、苦戦すること無くフィニッシュできる。そのためタイムで勝敗が決まる形に。

▼内田選手は一瞬車体が大きく傾くも、立て直した。
鈴木選手も難なくフィニッシュ!



この時点で、
エキスパート1位矢は73ポイントで圧倒している矢嶋選手!
2位はミスがあったものの2度の1位フィニッシュで58ポイント獲得の豊田選手!
そして3位は4ポイント差でゴールドゼッケン1番の嶋貫選手!

そこに3位と1ポイント差で新野選手、50点台に乗っている齊藤選手が続いている。
ダートは今回2セクション!ダートが得意な選手には巻き返しが厳しいと思われるが、果たして…!

そしてビギナークラスは内田選手1位、鈴木選手2位に。
内田選手は得意なダートで一気に伸ばしてくると思われるが、鈴木選手はくらいついていけるか?




スピードダート!

< エキスパート7・8sec /ビギナー6・7セク>

お昼休憩後からAREA-D最後のスピードダート!今回エキスパートクラスは1分を切れるかどうか、そして50秒台前半に乗れるかという勝負。エキスパート平均1分00秒、ビギナーは平均37秒だった。


▲コース簡易図
エキスパートクラスでは左側外周を2周してから②へと行くコース。ビギナークラスは2周せずに②へそのまま進んでいくコースだった。

今回のコースは風は強かったが、第二戦であったような砂が舞うことはあまりなかった。
また、細かいカーブが設置されていないので、緩急をつけやすいコースだったように思える。


▼エキスパートクラスのスタートはコース外側だが、これまでの二戦とは逆向きにスタート。

エキスパート・ビギナー共にラストスパート!!










~ 結果発表 ~

今回の戦績は以下の通り。

【ビギナークラス】
1位 内田選手  2位 鈴木選手



クリア数は同じだったが、順位によるポイント差で内田選手が1位に! 鈴木選手はダートでタイムを縮めて来るも、追い上げ叶わず2位。



【エキスパートクラス】
1位 矢嶋選手  2位 嶋貫選手  3位 豊田選手  4位 水沼選手  5位 狐塚選手  6位 新野選手




矢嶋選手がMCJcup初優勝!トライアル6セクション中5セクションをクリアし、ダートも2走目で55秒の接戦を制し、2位と9ポイント差というまさに圧勝だった。
ゴールドゼッケン1番の嶋貫選手はトライアル、ダート共にいい走りを魅せたが2位に。トライアルで2セクションを落としてしまったのが痛かった。
3位から6位は70ポイント台で並んでおり、1~2ポイントで順位が決まった。水沼選手は8位から4位に順位を上げて入賞! 豊田選手はトライアルセクション2位だったが、ダートで追い上げられ、悔しい3位に。

激闘を勝ち抜いた入賞者にはK-PRODUCTSから豪華賞品が贈られた。皆さんおめでとうございます!

今回は足場が崩れやすく、滑りやすいコースだったため、非常に頭を使うことになった。
通るルートは簡単そうにも見えるが、ふとしたところでミスをしたり、他の選手が引っかかってしまったところで同じようになる選手も多かった。常に変わっていく地形でどう動くか。そして走る順序が早い人はどこまで想像できるか、後半の選手はどこまで前の選手から学べるかがポイントとなった。


次回MCJ2018第4戦は10月14日!
1位2位が42ポイント、3位4位が38ポイントと非常に接戦となっております!
最終戦はポイントが二倍になるので逆転のチャンス!しかも新・AREA-Dでの開催となりますので、どうなるかがわかりません!上位4名が優勝争いを続けるのか!それとも上位でとどまっている選手が逆転勝利を果たすのか!
どのような戦いが繰り広げられるのか楽しみですね!こうご期待!




今大会の結果はこちらから!
リザルト
シリーズ戦リザルト


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