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2009年8月30日 サバイバル8時間耐久レースin新潟県阿賀野市
8月29日(土) 大会前日
本番のレースを翌日に控え、我々K-PROチームも準備と車検の為、前日の朝から会場入り!
会場ではDBレーシングの小野隊長チームと4WDプロジェクトの西川さんチームが1番乗り!
天気予報では雲ですが空を見上げると雨雲が・・・「Jランド」の土は粘土質が強いので、
もし明日の本番に雨が降ったら非常に荒れたレースになるとの心配が頭をよぎります。
挨拶を済ませてテントの準備開始!
テントの準備をしてると予想通り・・・・雨が・・・
そのまま雨は止まずに昼過ぎまで降り続けコースはドロドロ状態。
どうやら昨晩も降ったらしく、これ以上降ったら明日のレースはかなり過酷になりそうです。
準備が整ったチームから練習走行開始!会場一番乗りしてたDBレーシングの小野隊長が練習走行も1番手でスタートして行きましたが、コースの下見程度ですぐにピット入り。車両は泥泥状態でコースもかなり滑るようです。
100M以上はあると思われるヒルダウンは完全に横走りになってました・・・間違ったら転げ落ちるかも!
しばらくするとコンドーオートさんチームが超早そうなマシンを載っけて登場!
エンジン音もジムニーではありえない太い排気音でかなり早そう、さすが優勝経験があるチームです。
どんどん参加チームが集まりだしたころインプスオートの関根さんが登場です。
関根さん登場で会場がピシっと締まり、すでに大会モードに突入です。
我われK-pro Rチームは、テント張り終了。工具関係、スペアータイヤなどは大会当日に搬入予定。
店から会場までは約1時間ぐらいなので、比較的準備にも余裕あり。
今月何度もここで走らせましたのでコースは把握していたので、練習走行は行わず。
走りたい気持ちを抑え、一旦店に戻り、会場の状況説明と車両の残りの作業を終わらせ明日に備えて早めの解散!
8月30日(日) 大会当日
翌朝5時30分!K-PROチームはレース会場に向かって出発!
会場に到着すると、各チームからその緊張と興奮がひしひしと伝わってきます。
今回K-PROチームはドライバーは7人!メカニック4人の11人体制!
マシンはというと、昼過ぎから降り出した雨のおかげで、軽い試運転にも関わらずご覧のとおりの泥まみれに。
K-PROチームも最終点検が終わり、心配した雨もなんとか曇り空に落ち着いてきたところで、あとは決戦の時を待つだけに。
K-PROチームの一番手のドライバーはもちろんK-PROのオーナー!
全チームの17台が横一列に並び、全精神を集中させ、いよいよスタート!
スタートの合図とともに一斉に走り出す色とりどりのマシンが、コースの入口を目指し、我先にとなだれ込んでいきます。
開始から30分で我がK-PROチームも最初でドライバー交代。
ウオッシャー液が出ないトラブルに見舞われながらピットイン!
急いで点検が行われ、あっという間にまたコースに戻っていきます。
K-PROチーム頑張れ!
下り坂をおりきった地点には軽い凹凸があり、上手にスピードを殺して曲がらないと車体が転げそうになります。
長いレースだからこそ、一瞬の判断が命取りになってしまいかねません。
と、そんな時またピットイン!
いったい何が起こったんだと、メカニック達の間にも突然の緊張が走りました。
何と驚く事に、強化トレーリングアームがへし折れてました!
メカニックが俊敏に車体をジャッキアップし、素早くタイヤを外します。
しかし、換えのアームがありません。
チームに焦りの色が見えました。
しかし、ここでとっさの判断が次の支持を生み出し、それが功を奏します。
確か、チームの中に同じ部品を取り付けている車があったはず!
急いで移植手術が開始されました。
その迅速な事この上なし。
見ている側にもその興奮と熱気が伝わってきます。
実はこの時同時に、再三タイヤの内側に巻き込んでしまっていたリア側の泥除けも半分にカットしました。
どれだけ調整していても、本番では機材トラブルはつきものです。
エアーコンプレッサーに上手く電源が入りません。
それと同時に、耐久レースならではの調整で、部品の確保や調達にもピットは大忙しです。
一台でも多くの車を追い抜きたい!
各チームのドライバーの走りから、そんな言葉が聞こえてきます。
しばらくしてまたもやK-PROチームピットイン!
K-PROチームのマシンもプラグが完全に死んでしまったのですが、積んで来たはずの換えパーツが見当たりません。
またまた大急ぎで移植手術が行われました。
この頃、ほかのチームでもアクシデントが続出。どのチームでもメカニックたちの腕の見せ所です!
吹っ飛んでしまったマニュアルハブもカチャカチャと修理して、いよいよクライマックスです。
最後まで何とか走りきって欲しい!レースに参加した人たちみんなが同じ思いを抱いたはず!
K-PROチームはマシンもドライバーも最後の力を振り絞りショックのない状態で45分走ったところで、無事に8時間耐久レース完走!
そして緊張の表彰式。
第1位 DBレーシング小野さんチーム 第2位 コンドウオートさんチーム
何とこの錚々たる参加チームが集まるスポーツ部門にて、我がK-PROチームは「第3位」という栄冠に輝きました。
この素晴らしさは、ジムニーが好きな人達とならきっと分かち合える。
素晴らしい仲間がいて、素晴らしいチームであって、そして何より素直に楽しいと思える心。
全力でサポートしてくれるスタッフ、みんなが一丸となって楽しんだ結果に生まれた感動。
ジムニー競技の楽しさを全身で味わった一日でした。
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